【大学受験】中堅国公立大(理工系)を第一志望にするメリットとデメリット~その1

前回書いたように、中堅国公立大は、難関国立大を目指して、センター試験等の結果を勘案して、レベルを下げて受験することになる場合が結構多いようです。

しかし、前回も触れましたが、中堅国公立大は、第一志望としてそれを変えない、ということを前提にして目指すとすれば、勉強の負担を下げることが可能です。
負担を下げる、だけではなく、必要な科目に勉強を集中できる、とも言えそうです。

具体的には、センター試験の科目や2次の受験科目が難関大よりも少なくなればより集中して勉強しやすくなり、またセンター科目は地歴公民の選択の幅が広がれば、負担を下げることが可能ということです。

これを、メリットと捉えるか、それとも志望変更が難しくなるデメリットと捉えるか、です。

当初から難関大はかなり難しいという水準であれば、難関大を志望するに至る確率は低いので、デメリットにはなりにくいと思いますが、中堅国公立大から中堅国公立大への志望変更については、新たな勉強が必要となったり、無駄になるということはないとはいえません。

中堅国公立大(理工系)の志望は、一度選択すると志望を変えにくいということがありうるので、志望しうる他の大学を含めて、センター試験科目や2次試験科目を、事前によく把握しておくべきということは言えそうです。

次回に続きます。

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大学受験の志望と科目

善し悪しは別として、大学受験でも、高校受験でも、志望先リストを偏差値順に並べて、最終的な自分の成績に基づいて、入れるところを受験する、といったやり方は結構多い気がします。

特に国公立大学受験では、センター試験の結果に基づいて、入れるところに出願するといったことは、普通のことになっているように感じます。

また、公立難関高校などでは、「難関大」を目指すということ、入試科目を早期に絞らない、ということを指導していたりするようです。そのため、例えば理系の場合は、高3の最初の時点で少なくとも英語、数学、理科2科目は濃い学習を行うということになると思います。

さらに、難関国公立大の場合は、センター試験における国語と社会(地歴公民)の選択肢が狭められる傾向があります。国語は、難関大に限らず古文及び漢文が必要である場合が多いですが、地歴公民では、世界史B、日本史B、地理B、倫社+政治経済の4択になってしまう場合が多いのかなと思いますので、古文、漢文、そして地歴科目のBの学習も行うことになると思います。

こうなってきますと、理系志望者には結構負担になる気がします。そして成績が思うように上がらなければ、残念ながら志望ランクを下げることになると思いますが、各科目の学習時間が分散してしまうことにより、変更先の2次の受験科目について十分な学習がなされていない場合、もとからそこを志望していた受験生に、気持ちばかりか実力でも負けてしまうこともあり得る話です。

国公立大の場合はセンター試験もありますので、不要になった科目の学習が無駄になるとまでは言えませんが、その分の時間を2次試験の科目に振り分けていたような、当初からその大学を志望していた受験生との競争上不利になる可能性があるということです。
また、センター試験でも、例えば地歴Bの学習量と現代社会の学習量とでは、相当な違いがあると思います。

2年生までは、様々な可能性を考えて、幅広く学習しておくことは良いと思いますが、3年時は少なくとも2次試験科目対策はある程度絞った方が負担にならないように思います。
また、現役生であれば遅くとも3年の夏休み前後からは受験勉強も本格化すべきで、その時期には受験科目は定まっていないと後に響いてくるのかなという気がします。
例えば、中堅国公立大の志望を早くから確定させ、それに対してベストな科目選択を対応を行えば、負担感は軽減しつつ各科目の適切な学習量の確保がしやすいと思います。

なお、高3の理系でも地歴公民を2科目履修させるカリキュラムを見たことがあります。授業で難関大対応のセンター試験科目をカバーさせるという意図は理解できますし、批判するつもりもないのですが、これは少々負担になるのではないかという危惧は持ちます。
ただ、難関国立大を目指す優秀な生徒に焦点を当てるという方針とすれば、それはそれで1つの考え方なのでしょう。学校説明会等できちんと説明することが必要とは思いますが、その資質を持つ生徒が多いということであれば、そうした公立高があってもいいのかもしれません。

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【大学受験】中堅国公立大を第一志望とするのも良いと思う

以前、埼玉大やその他の大学を目指すのも挑戦しがいのある志望であるということを書きましたが、中堅国公立大を第一志望にするといったあたりの話をもう少し書こうと思います。
今回も理系、特に理工系の話ではありますが、文系の場合でも適宜読み替えていただければと思います。

ところで、国公立大志望に関しては、まずは難関大を目指すべきという話を見聞きします。
もちろんそれはそれでよいのですが、各人には身の丈というものがある、という考え方をしている私としては、最初から中堅国公立大を第一志望にしても良いのではないか、と思っています。

例えば、自宅通学ができる地元の国立大で学びたいことがあるのであれば、無理に外に出なくてもそこで学ぶというのも1つの考え方です。
地元で育ってきた人材を取らないような発言をするTOPがいる企業もありましたが、ごく一部ですし、気にする必要は全くありません。
そして合格を勝ち取るためには、志望校を第一志望として頑張ることが、合格を近づけるものとなります。中堅国公立大とて甘く見てはいけません。

なお、私が中堅としている国公立大学であれば、少数とはいえ国家総合職(旧国Ⅰ)技術系として採用されている卒業生がいる大学もあります。
また研究者であれ、民間企業であれ、入ってからの努力で様々な道を開くことが可能だと思います。

それから、難関大に入れば、よい指導者や友人に恵まれて云々という話もあります。ただそのためには自らの努力により、他者にメリットを与える1人になっている必要があることは忘れてはいけないと思います。
入学すればよい指導者や友人が自動的に付与されるといった甘いものではないと思います。どの世界でも、メリットを得ようとするだけの人は、誰からも相手にされなくなるものです。
中堅国公立大でも、努力して自分を高めていくことで、同じような志をもった友人や良い指導者を得ることができると思いますし、外の大学院にチャレンジすることも可能です。

高校時代に無理をしてでも難関大に行くという考えは勧めませんが、それは個人が決めることで、悪いとも思いません。しかし、多少余裕をもって中堅国公立大に入り、入ってからより努力するという考え方も良いと思います。
堂々と中堅国公立大を第一志望として目指してよいと思います。

なお、どこを中堅国公立大というのかは、当ブログでは明確には定義していませんが、だいたい以下の記事のグラフにある難関国立大とその他国公立大の中間にあるところを中堅国公立大としています。

埼玉公立高の国公立大合格率に思う<その3>現役拡大版(2016/6/11公開)

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得意科目→不得意科目に陥るのを防ぐ

前回、高1で英数国の得意不得意が見えてくるということを書きましたが、中学まで得意だった科目が高校では不得手になるというケースは結構あります。
英数国の場合は得意科目から不得意に真逆になることはあまり多くない印象はありますが、理科社会の場合は、経験からもそのようなケースがあるように思います。

社会(地歴公民)ですと、特に歴史については、内容がかなり詳細になっています。そのため、初めのうちに油断したり、あるいは興味を失うなどして勉強がおろそかになってしまうと、その後ずるずるといってしまうことがあると思います。
歴史は時代の流れで理解する科目でもあるので、そのような状況になってしまいますと、途中からの挽回が難しくなり、結局不得意科目になってしまう可能性が高くなります。
そして、復活させるためには相応の暗記が不可欠ですので、ますます成績上昇が難しくなってしまうと思います。

理科ですと、物理は初めの力学でつまずくケースが結構あります。そしてそのままですとおそらく浮上は困難になってしまいます。
そこで諦めると工学系大学の志望は厳しくなってしまいますので、とにかくついていくことが大事です。物理は暗記量が多くないので、ついていけば何とかなるものです。
文系の場合でも物理の学力をある程度維持しておくと、覚える量が多くないのでセンター試験で有利になる場合もありそうです。

化学や生物は、あまり語れないのですが、化学は有機化学でつまずくケースが結構多いように思います。
生物は、内容が深堀されていくので、昆虫や植物が(表面的に)好きといったことで中学まで得意分野だったとしても、急速に不得意になってしまうことがあるように思います。
化学や生物は暗記も重要ですので、やはり低迷が続くと復活するためには暗記量の負担が大きくなってしまい、厳しいことになってしまう可能性が大きくなってしまいます。

結局のところ、どの科目であっても、不得意になるケースは、高校での初期の対応で決まる部分が大きいのかなと思います。

どの科目もそうではあるのですが、とにかく授業についていくことが大事だと思います。不得手になってしまったと思う科目であれ、もともと不得手な科目であれ、なんとか平均点は維持させるような努力を3年間継続すれば、そのような努力を怠った人との差が、センター直前の追い込みの効果の違いになってくるようにも思います。

また、難関高の次に位置する高校であっても、1つ以上の得意科目をもち、かつ5教科が全て平均以上を維持できている状況が早くから確立されれば、無理は禁物ですが、難関国立大を志望できる水準もみえてくるかもしれません。

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【大学受験】学年別の模試の利用法

特にこうすべきというものではないのですが、息子を見ていた経験をベースとして、こうするともっと良かったというものも加えて書いています。

高1の場合、最初は高校受験の時の勢いが結果に出るようにも思いますが、夏休み明けには、高校に入ってからの勉強が反映されてくると思います。高1で最後まで受けてみると、英数国3科目で何が得意なのか不得手なのかといったことは見えてくると思います。
結果をその後の学習に行かしていくことも大事かなと思います。

高2では、難関大を目指すような生徒を除き、総じてあまり勉強しなくなる学年のような気がします。したがって、あまり勉強しない科目でもあまり成績は落ちず、少し勉強した科目は成績が急上昇することもあると思います。
高2の場合も、特に成績が急落したような場合に対策をとるといったことが大事と思いますが、この時期の成績は1つの目安にはなるとはいえ、合否とは直接関係しないので、せい成績自体で一喜一憂の必要はないと思います。

高2の後半からはマーク模試も始まりますし、理社の科目も加わってきますので、理系文系の適性のようなものもチェックできると思います。
息子の場合は、数学が「生命線」であるため、その成績の動きには注意を払い、適切にアドバイスしたこともありました。

高3の場合、浪人生が加わってきますので、成績は落ちるのが普通と思っておいて良いと思います。そして、全統模試や進研模試(ベネッセ駿台模試を含む)は、10月、11月が最後になりますが、それらの最後の模試で芳しくない成績であっても、それほど気にする必要はないと思います。
確かに現状の成績を客観的に示すものではありますが、現役生は最後の模試が終了した2か月で相当伸びうるので、気にせず努力を続けることが大事だと思います。

それから、全学年を通じてですが、よく言われるように、模試は復習することでさらに効果を高めることができます。
例えば英語などは、単語集では暗記ができない場合に、模試の英語の長文の復習と共にわからない単語を覚えるようにすることで、暗記しやすく、また使える語彙力にできると思います。早めにこのような習慣をつけておくと後が楽になります。

また、全統模試は難度が高いですが、比較的平易な問題も必ず出るので、得点できる部分を見抜いて取れる問題でいかに点を稼ぐかという訓練にもなります。

全統模試に限らず、模試を受けるときは、取れるべきところを取りに行くように受けることは重要だと思います。
難問にチャレンジする場という考え方もあるとは思うのですが、お勧めはしません。

そして、模試の問題は良問が多いので、復習では歯が立たなかった問題や時間の関係で解けなかった問題をもう一度時間をかけてでも解きなおして、解説と共に理解していくといったことも大事になってきます。

そうしたサイクルを愚直に守っていくことが、合格への道でもあると思います。

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