埼玉公立上位高の国公立大現役「進学」率 その2

前回国公立大への現役進学率についてUPしたのですが、27年3月の統計と合わせてみることで、27年3月の卒業生が、現役と一浪とでそのくらい進学先が決まったかを見てみようと思います。

「27年卒業生現役一浪進学率」の大きい順に並べています。この進学率は、27年3月の現役進学者数と28年3月の一浪での進学者数を合計し、27年3月の卒業者数で割って算出しています。
27_3統計現浪

統計上は、一浪までですべての卒業生が大学進学しているわけではないことが記載されているのですが、外国の大学への進学や、防衛大等の文科省所管外に進学(実は就職)、そして卒業後に高校に進学先を連絡しない人もいることを勘案しますと、ほぼ一浪までで決めるケースが多いということが示されていると思います。

しかし、下から見ていくと、男子校、理数科、外国語科のみとなっており、特に大宮を除く理数科3校がかなり低くなっていることがわかります。

男子校の上位では、二浪してでも第一志望を目指す人が多いということが言われていますが、そういうことかもしれません。また、外国語科では、外大への進学がカウントされないので、その影響もありそうです。
このあたりは想像です。

しかし、理数科が低いのは、専門学校への進学を加味しても、よくわからないところがあります。

ここで、27年3月の統計の第3表をみると、理数科4校の合計では、現役での大学進学者に進学準備の者を加えても9割程度になっています。
1割近くが闇に隠れるといったことは考えにくく、また理数科の大学志望者は、ほぼ100%と見てよいので、調査自体が完ぺきなものと考えないほうが良いのかもしれません。
そして、28年3月の統計の第3表をみますと、理数科4校は160人の卒業生に対して120名が現役で大学に進学、残りの40名は進学準備になっています。

よって、27年3月卒業者の理数科の進学率の低さは、とりあえずあまり気にする必要はないと見ています。基本的にデータは嘘はつかないはずですが、多くの人が介在した統計ですので、常識に照らして疑うことも必要です。受験では闇のようなものはあり得ないと考えるべきでもあります。

個人的には、上記の22校(学科)については理数科を含め、通常の勉強を積み重ねている限り、最難関国立大や分不相応なところに固執するといったことがなければ、一浪までで、大学進学できるものであると見ています。

それから蛇足ですが、28年3月の統計をみると、埼玉の国公立大進学者の公立高出身者全187校(学科)全体進学者のうち、84%が表にした22校(学科)で占められています。国立大だけでは88%になります。
以前、国公立大進学は、高校3年間の努力で決まるということを書きましたが、その前提として、高校に入るまでに、上位の高校に合格できる学力すなわち5教科で一定の学力があれば有利、ということも示されているといえそうです。

さらに続きます。
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