大学受験の志望と科目

善し悪しは別として、大学受験でも、高校受験でも、志望先リストを偏差値順に並べて、最終的な自分の成績に基づいて、入れるところを受験する、といったやり方は結構多い気がします。

特に国公立大学受験では、センター試験の結果に基づいて、入れるところに出願するといったことは、普通のことになっているように感じます。

また、公立難関高校などでは、「難関大」を目指すということ、入試科目を早期に絞らない、ということを指導していたりするようです。そのため、例えば理系の場合は、高3の最初の時点で少なくとも英語、数学、理科2科目は濃い学習を行うということになると思います。

さらに、難関国公立大の場合は、センター試験における国語と社会(地歴公民)の選択肢が狭められる傾向があります。国語は、難関大に限らず古文及び漢文が必要である場合が多いですが、地歴公民では、世界史B、日本史B、地理B、倫社+政治経済の4択になってしまう場合が多いのかなと思いますので、古文、漢文、そして地歴科目のBの学習も行うことになると思います。

こうなってきますと、理系志望者には結構負担になる気がします。そして成績が思うように上がらなければ、残念ながら志望ランクを下げることになると思いますが、各科目の学習時間が分散してしまうことにより、変更先の2次の受験科目について十分な学習がなされていない場合、もとからそこを志望していた受験生に、気持ちばかりか実力でも負けてしまうこともあり得る話です。

国公立大の場合はセンター試験もありますので、不要になった科目の学習が無駄になるとまでは言えませんが、その分の時間を2次試験の科目に振り分けていたような、当初からその大学を志望していた受験生との競争上不利になる可能性があるということです。
また、センター試験でも、例えば地歴Bの学習量と現代社会の学習量とでは、相当な違いがあると思います。

2年生までは、様々な可能性を考えて、幅広く学習しておくことは良いと思いますが、3年時は少なくとも2次試験科目対策はある程度絞った方が負担にならないように思います。
また、現役生であれば遅くとも3年の夏休み前後からは受験勉強も本格化すべきで、その時期には受験科目は定まっていないと後に響いてくるのかなという気がします。
例えば、中堅国公立大の志望を早くから確定させ、それに対してベストな科目選択を対応を行えば、負担感は軽減しつつ各科目の適切な学習量の確保がしやすいと思います。

なお、高3の理系でも地歴公民を2科目履修させるカリキュラムを見たことがあります。授業で難関大対応のセンター試験科目をカバーさせるという意図は理解できますし、批判するつもりもないのですが、これは少々負担になるのではないかという危惧は持ちます。
ただ、難関国立大を目指す優秀な生徒に焦点を当てるという方針とすれば、それはそれで1つの考え方なのでしょう。学校説明会等できちんと説明することが必要とは思いますが、その資質を持つ生徒が多いということであれば、そうした公立高があってもいいのかもしれません。
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テーマ : 大学受験
ジャンル : 学校・教育

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