「暗記数学」は単純な暗記ではなかったのね

27日から年末年始のお休みという皆様も多いと思います。
我が家では掃除のピークは29,30あたりになると思うので、とりあえずはゆっくりしています。

さて、「暗記数学」といえば和田秀樹氏が有名ですが、「暗記」では勉強のモチベーションが保てないと考える私ですので、その著書を読む(買う、借りる)などということはありえないことだと思っていました。

しかし、先週末に大掃除を始めたところ、本棚にカバーのついた本がほこりをかぶっており、カバーをとると、『和田秀樹著「子どもが育つ勉強法」』(2001年発行)でした。
子供が保育園に行っていたころに、育児に関する本を何冊か買って読んだ記憶はあるのですが、この本のことは覚えていませんでした。
当時は受験のことなどは全く考えていませんでしたし、早期教育はしない方針だったはずでしたが、なぜ購入したかはわかりません。

とはいえ、そのまま捨てるのももったいないと思ったので、読み始めました。
他の感想などは、別の機会に譲りますが、和田氏の提唱する「暗記数学」について誤解する部分があったなという感想を持ちました。

私は、「暗記数学」とは問題を解かずにただ解法を丸暗記すればいい、というものだと思っていたのですが、そのような単純なものではないようです。
解法を理解して覚えることが必要らしく、それは丸暗記といえるのかという気もしたのですが、結局受験生時代の私や息子のように、問題を解き、解法の理解を深め、知識として定着させるということと、プロセスが違うだけで、最終形には差はない気がしました。

また、計算力を重視するという考え方は同じと思います。

「和田の数学」などと宣伝され、相当特殊なテクニックのような印象だったのですが、1つの方法論なわけで、それがベストマッチの子もいれば、駄目な子もいると思います。
先に解法を見て暗記するなどということは私には到底面白いとは思えませんし、それが効率よく勉強するということにならない子もいると思います。

そもそも、問題集の解答解説が全て適切なものとは限りません。息子の高校受験時に過去問の解説を見て、私の解の方が適切と思ったことも少なからずありました(基本数学だけは基本的に私も全問解いてから息子に解説しました)。

覚えている解法のパターンが多ければそれだけ有利としていますが、やり過ぎるとパターンに完全マッチしないと回答できなくなるリスクがあるように思います。結局、それで正解できるのは、和田氏のような優秀な頭脳を持った人だけなのかもしれません。
方法論の1つとしてはあるのでしょうが、万能とするのはやはりリスクがあると思います。

和田氏は、間違いなく中高生時代の自分が周りの同級生たちに抱いた「奴らには俺の頭では勝てない」の「奴ら」に属する中高生だったと思います。
本文中に中学受験時は毎日3時間の勉強とありましたが、普通の頭ではその程度の勉強で灘中に合格するのは厳しいでしょう。自分も和田氏に近い時代の最難関中学受験経験者ですので、経験からそう思います。

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR