難問だけを練習しても効果が上がらないケースがある

自分の受験生時代には、入試で難問を解くためには、難問を多く解くことこそが必要であると信じ込んでいました。
これは中学受験時代からで、難問が解けなければさらに多くの難問を解くように、といった指導を受けていたと思います。
そして疑問を持たずに難問を解いていたように思います。

それは、全く間違っているわけではないと思いますが、あまり効果を上げないことも多かった様に思います。

難問に慣れていないからではなく、実は基本的に理解していなければならないものが欠けていたために難問が解けなかったケースが結構あったためです。
私が時々書いている表現を使いますと「穴」を埋めていなかったから、ということです。

難問を解くことで基本も学べる場合もありますが、ムラが生じやすいと思います。基本を理解するためには、難問を解くのではなく、基本問題や標準的な問題を多く解くほうが有効だと思います。
その上で難問を練習するなら悪くはないと思いますが、それが必要かどうか、またどのくらいやればよいかは受験校次第と思います。
同じ受験校でも、受験生個々人で違ってくると思います。

自分のそれほど多くはない指導経験や息子の実績からみても、まずは基本問題や標準問題をきちんと学習することが、難問を解くために有効になるように思います。
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【大学受験】息子の数学の勉強法

盆休みも終わってしまいました。

ところで、息子の数学の勉強法は、いわゆる暗記数学には属さないものだと思います。オーソドックスに問題を解いていくというやり方でした。その過程で解法を覚えることもあったかもしれませんが、解法を先に覚えるやり方はしていないと思います。

高校に入ってからは、私が細かく指導することはあえて行っていませんでしたが、私が気を付けていたのは、「穴」を作らないというもので、問題集は必ず1冊やりきるように注意してみていました。

高校の3年間でやったことは、日々の授業と夏の進学補習について、先生の指示通りの課題をこなし、定期テストでは上を目指して努力したこと、教科書傍用問題集の数Ⅰ・A、数Ⅱ・B、数Ⅲの3つを全部終わらせたことですが、数Ⅲについては、主としてセンター試験後にフォーカスゴールドもやっていたようです。模試は高1からかなりの数を受けていました。以上が高校時代の全てです。

模試の成績では、志望校を考えたとき、数学は悪い時でも問題になる成績にはなりませんでしたが、強いて言えば高3のマーク模試の結果を見ると、数Ⅰ・Aについては変動がやや目立ちましたし、センター本番でも数Ⅰ・Aは高2の時から点数が伸びませんでした。

理系の場合は、高3の時点では、2次対策もあって数Ⅲと数Ⅱ・Bが学習の主体になるケースが多いと思います。
息子のようにセンター試験は数Ⅱ・Bでカバーして数学全体で目標点をクリアすることも可能と思いますが、数Ⅱ・Bは平均点が低めであり、数Ⅱ・Bに頼るのはリスクがあるように思います。最後まで数Ⅰ・Aの学習の手を抜かないことが必要かもしれません。

それから、難問については、教科書傍用問題集の最後についている入試問題が該当すると思いますが、それらについては少し時間をかけて取り組んでいました。
その程度で十分だったと思います。

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大卒なら、就活では大学時代の行動で評価される

息子の大学には、上位高の出身者や難関国立志望からの志望変更者が結構多いようです。その中には、ここは出身高校では難関大とはみなされないところだと自嘲的に話す学生もいるようです。

しかし、受験生の時の成績がどうであれ、出身高校がどうであれ、同じ試験を受けて一定水準以上の点を取って合格しているわけで、入学後は差がないということを自覚すべきと思います。高校時代の栄光?があったとしても、もはやゼロクリアされたと考えたほうが自分のためです。

以下は、自分の経験の話です。
社会人になると大卒(以上)は出身高校を問われることはほとんどありません。
高校閥となるものの存在がある組織もあるそうで、気にされる方もいるようですが、少なくとも私の出身校に関する場合は、親睦会以外の機能はないと思います。
まあ、ご縁のない世界のことは知りませんから、全てそうだという保証もしませんが。

私の就職活動では、出身高校を問われることは1社を除いてありませんでした。
大学時代に何をしてきたのか、様々な角度から広く深く聞かれました。

大学生時代に自分が受講した講義の中で、「就職面接で高校時代のことを問われたら、それは大学時代の行動が評価されていないことだと思え。」ということを厳しく語っていた先生がいたことを思い出します。

その1社ですが、「高校時代に何をやっていたの?」と聞かれました。
恥ずかしながら、その面接官とは言い合いに近い状態になっていたので、向こうも質問に窮しただけだったのかもしれませんが、確かにそれで1次面接で終わりました。

大卒は、大学で何をしていたかが問われるものであり、高校時代のことは関係ないということです。

就活は大学受験生にはかなり先の話になりますが、実は入学してからすぐに勝負が始まっているのです。

【高校受験】理数科は、進学に関しては別な高校と考えたほうが良い

今回の内容は、埼玉県での話です。他都道府県での話はわからないのですが、当てはまる部分も多いのかなとは思っています。

先日、ダイヤモンド社の中高一貫校・高校ランキングを購入しました。昨年も思いましたが、中高一貫校や中学受験に関する内容の方が多く、熱心な方が多いということのようですね。自分自身も経験者なのですが、深い興味はなく、その話についてはここでは述べません。

高校のランキングですが、国公立大学上位100校への合格数について、偏差値を乗じて足し合わせたものを卒業生数で除して合格力として、そのランキングを掲載しているとされています。実際に、今現在の河合塾の2次の偏差値を単純に平均した値をもとに何校か計算してみましたが、ほぼ掲載されている合格力に一致します。

そもそもそういった偏差値の平均値を乗じるということが本当に適正なのか(医学部を有する大学の平均が高くなる)といったことを考えてしまうのですが、まあ1つの目安にはなるのかなと思いますし、大きく外していることはない気がします。

ただ、どのような算出方法であったとしても、学校単位というところに、正確に合格力を出し切れていないという感想を持ちます。

既に当ブログでも取り上げましたが、3つの理数科設置校で、理数科と普通科のそれぞれの国公立大学合格実績が公式webで公表されており、その差が明確になっています。

参考:埼玉公立高の国公立大合格率に思う<その4>現役+浪人拡大版

埼玉の公立高校では、同じ高校の理数科と普通科に志願について相互に第2志望を認めるものの、それぞれ出願先を選んで出願します。そして同じ5教科試験ですが、配点は異なる場合もあります(理数科のうち、越谷北や所沢北は、普通科と同じ。)。
そして、カリキュラムが異なり、基本的に3年間で科の変更はできません。

部活動や学校行事は一体ですが、特に勉強やその先の進学に関しては、同じ高校の普通科と理数科では別の高校と考えたほうが良いと思います。

理数科設置校では、学校全体で見てしまうと大学合格実績を見誤ることもあるので、理数科と普通科のどちらであっても気をつけてほしいと思います。

なお、あくまで私が算出したものではありますが、掲載された方法で「合格力」を出してみました。
ダイヤモンド社の中高一貫校・高校ランキング2017年入試版をお持ちの方は、比べてみてください。(購入を勧める意図はありません。そこは誤解無いようにお願いします。)
大宮高校理数科・・・35.6
越谷北高校理数科・・・27.8
松山高校理数科・・・16.8
(誤差が生じていてもその点はご容赦ください。)

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大学受験と高校受験との違い

今回は、息子の場合の話です。

さて、次の学習指導要領の案が公表され、いわゆる「ゆとり」以前に学習時間が戻るといった記事がありました。小学校に外国語を導入といったことが目玉になっているようです。

しかし、いわゆる「ゆとり教育」が導入される以前も小中学校での学習量は減り続けていたと思いますので、完全な回復になっていないように思います。

一方で大学受験に関しては、昔から難易度はそう変わっていないという話を、息子の高校時代に、3者面談で先生から聞いたことがあります。
中学までの学習量が少ないので、高校時代にかなりの学習をしないと大学受験は厳しいことになるという認識を強く持っておられるようでした。

息子は、本人の言葉を借りれば、高校受験は過去問を学習しただけ、という印象が強いようです。確かに、勉強時間で見れば、夏休みの土日と冬休み中以外は、極めて少ない状況であったことは事実です。

そして、高校に入ってからも平日の勉強時間が増えたとは思えない状況でした。1日2時間勉強をするようにという指導を受けていましたが、息子によれば平均30分に満たなかったということでした。
おそらくそれは高3の夏休み前まで続いていたと思います。

しかし、大学受験は学校の授業だけでは覚えきれるものではないですし、100%理解できるものでもありません。
それでは、何が違っていたか、ですが、まずは夏休みの使い方だと思います。
高校では、必須の勉強合宿だけでなく進学補習も必ず受けていましたし、高3では本来対象外の講座も先生に直談判して受講するという積極的かつ能動的な態度で勉強していました。
そして高2の夏休みからは、数学の問題集を自主的に1冊仕上げるといった取り組みもありました。
このように、夏休みに力を入れてまとまった勉強する、というのは、高校受験時とは大きく違っていました。

さらに本番直前の集中的な勉強でした。
冬休み前からセンター試験まで、英語やセンターのみの科目について集中して学習し、特に覚えるという努力をしていました。
覚える量が高校受験よりも格段に多いことを自覚し、また、合格するためにすべきことを自分なりに把握したうえでの勉強であったと思います。

以上のように、長期休みにおける勉強や入試直前の勉強といったところに違いがあったのですが、何よりも、高校受験の時は、保護者主導の受け身ともいえる勉強であったものから、大学受験の時は、様々なアドバイスをもとに自ら考えて実践する勉強に変わったというのが、最大の違いであったかもしれません。

【高校受験】業者テストは、無駄ではない

埼玉の業者テストは北辰テストですが、これはいわゆる「確約」のためのもの、と考える保護者が結構多い印象です。

それは事実でもあるのですが、それだけではもったいない話です。
業者テストは模擬試験の性格もあるので、受けるだけ受けておいた方が良いと考えます。息子が本番でミスなく得点できているのは、本人の天性のものもありますが、高校受験の時であれば、当時中1の3学期からあった北辰テストを全部受けてきたという経験もかなり役立っていると思います。

また、長期休みの時などに行った、北辰のかこもん、入試の過去問を、極力本番と同じ時間割で実施するようにしたことも効果があったのではないかと思います。

これらの経験が、息子が高校受験時にも本番に強かった理由の1つではないかと思います。

知識を得るための努力は当然必要です。そしてその知識を100%アウトプットできるようにするためには、そのための研鑽が必要だということです。

私自身は別に北辰図書やその他業者テスト業界とは何も関係はありません。
しかし、それらを利用したことで、効果的に息子の合格を引き寄せたと思います。
長年のノウハウを持つ業者テストを利用しつくすことは、合格を近づける有効な手段の1つであることは間違いないと思います。

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【高校受験】行きたい高校、行かせたい高校

「類は友を呼ぶ」ということわざがあります。

息子を見ていますと、幼いころは感覚が一致するような友達と仲が良かったと思いますが、成長するにつれて同じような興味をもっている人、そして中高生の頃は、学力的に同じか少し上の人と仲が良い傾向が見られました。
完全に当てはまるとは思いませんが、「類は友を呼ぶ」の傾向はあったと思います。

そして、同じような興味、ということでは、中高生では同じ部活というのが1つの形になるかなと思います。
全ての子が同じではないと思いますが、やりたい部活がある高校であって、かつ自分の学力から見て上過ぎず下過ぎない高校、というのが合っている場合が多いのかなと思います。

息子を見ていて、また他の子を見ていますと、この部活というのは、子どもにとって高校選びのかなり重要なウェイトを占めるように思います。
この夏休みに、部活体験会や説明会を行う高校もあるので、興味のある高校の場合は本人が参加するようにすることは有意義だと思います。

高校入学後に必ずしもその部活に行くとは限らない場合も結構あるようですが、それは今の段階では触れないほうが良いと思います。

部活のみならず、高校を知ることは大事です。
多くの場合、公立のみならず私立高も考えておく必要があると思います。
勉強もあるとは思いますが、公立私立を問わず、高校の説明会には是非多く参加するようにした方がいいと思います。
保護者と共に参加することで、本人の「行きたい高校」と保護者が「行かせたい高校」を近づけることもできると思います。

保護者は昔からのイメージのようなものを引きずりがちですし、また善し悪しは別として様々な立場ということも気になる場合もあるかもしれませんが、是非そういった保護者のイメージは横において、現在の高校の姿を見ることも大事だと思います。

受験生本人も家族も望む最適な高校が見つかることを願っています。

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