埼玉公立高の国公立大合格率に思う<その2>

前回の結果を見ていますと、埼玉のTOPレベルの高校では、浪人をして難関大に合格する人も多いことが明らかになっていますが、それは浪人しても難関大を目指すのが当然という意識を持つ生徒が少なくないことが示唆されていると思います。
前向きな思いを持って上に向かってチャレンジするのは、良いことだと思います。

しかし、逆に、その学校で難関大とされている大学以外は目指しにくいという雰囲気があるとすれば、それはそうした大学を目指したい生徒にとって、阻害要因になるかもしれません。

自分の大学受験生時代では、中堅国立大なら合格できたのではないかといった生徒でも、難関をめざしたものの失敗し、浪人しても難関に拘ったものの結局私立の中堅大に進学といったケースも見てきました。
そもそもそれが限界だったかもしれませんが、難関を目指すのが当然という雰囲気の中で、選択の幅を狭めてしまったケースも結構あったように思います。

一定レベル以上の国公立大であれば、設備も教員も良いですし、学生の水準も相応に良いと思います。理系のケースしか知らないのですが、そうした国公立大から、東大、東工大や旧帝大の大学院に入る学生も存在します。簡単ではないとは思いますが、少なくとも大学入試でそこを目指すよりは容易と思います。
無理をせずに、志望する国公立大を選択する方が、最終的に後悔が少ないケースもありそうです。

いずれにしましても、高校生自身が周りに左右されることなく、自らの強い意思を持って志望大学を決め、それに向かってチャレンジしてほしいと願っています。
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埼玉公立高の国公立大合格率に思う<その1>

埼玉県の公立高校の、今春の国公立大合格状況が多くの高校のwebサイトで公表されてきています。
今回は、国公立大の合格率が高い埼玉の公立高校のうち、上位11高校(学科)を調べてみました。

なお、ここでの合格率は、「国公立大合格者数÷入学時定員数」で算出しています。
また、難関大等の定義は様々であり、予備校の偏差値ランク等を参考にしていますが、あくまで当サイト(管理者)の基準です。この大学をここに入れるべきとか、順番が異なるとか、意見は様々と思いますが、大学の序列化が目的ではないので、そのあたりのご指摘はご遠慮ください。

それから、埼玉大を別にしたのは、地元ということで合格者数が多いためです。少なくともTOPレベル高校では難関扱いされていませんが、それなりのレベル以上でないと合格が難しいことも現れているかなと思います。

それでは、まず現役のみから。
28国公立現役

大宮理数科の、難関そしてそれに準ずる国公立大学(以下難関国公立大等とします)への現役合格率の高さが目立ちます。
また現役合格率はそれほど高くはないですが、浦和高校の難関国公立大等への割合は高く、それ以外が少ないのが目立ちます。
それ以外にも大宮普通、川越、市立浦和やその他の最難関とされる高校では、現役時にはより上位の大学を目指す現役生が多そうだということが言えそうです。
一方越谷北理数では、難関国公立大等の割合は小さく、その他国公立大の割合が大きくなっており、それが全体の国公立大現役合格率を上げていることがわかります。

グラフには明示していませんが、群馬大、宇都宮大といった北関東の国公立大の合格割合が全体の15%を占めています。

越谷北理数の入学時の北辰偏差値は、蕨や不動岡とほぼ同水準ですが、理系に特化しているということが国公立大理系への合格に有利ということも言えそうです。(本件は、松山高校の合格実績が公表された後にまた延べます。)

もう一点、いわば中堅以下の国公立へのチャレンジが、高い合格率を生み出しているということも言えるように思います。

次に、浪人も含むとどうなるか見てみましょう。
28現役現浪国公立

浦和高校の合格率がぐんと上昇し、大宮理数とほぼ並びます。難関大をあきらめずに浪人して合格する卒業生が多いということになります。

他の見ますと、最難関とされる公立高校では浪人してでも最難関大学を目指す卒業生が多いという傾向はありそうです。

一方、越谷北では、どちらかというと浪人して中堅以下の国公立大学に合格する卒業生も多いという結果になっています。

次回は、これらの結果から、もうすこし考察してみようと思います。

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現役生は理社の偏差値の変動にあわてないこと

ここでは主として高校受験を経験して高校に入学した現役生を対象に書いています。

高校3年時、特に理科社会では、受験予定の科目の授業が続いていることも多いです。
その場合、習っていない範囲が模試に出ることも珍しくありません。そうしたときは成績が落ちて当然であり、偏差値が低いからと言って必要以上のアクションは無用だと思います。
逆に習った範囲だけが模試に出て思わぬ好成績になることもありますが、それで安心しすぎるのも禁物です。
模試の成績が下がっても落ち込むことなく、また上がっても過信することなく、通常通り学習を続けるべきと思います。

現役生の場合、仮に最後の模試(11月ごろ)で結果が出なくてもまだ時間があるので、センター本番に向けて成績を戻す(上げる)ことは無理な話ではありません。
息子も、高2時代に良い成績ながら高3に入って低迷し、夏ごろに底になった科目がありましたが、そこから盛り返してセンター試験では高得点になったものがあります。

センター試験の受験科目を途中で変えるというのもリスクがあります。暗記科目とされているものが意外に難しかったりすることもあります。もちろん相当な学習を行えば大丈夫と思いますし、変えてよかったという話も聞いたことはありますが、途中からでは厳しい場面もあると思います。

結果の悪さにあわてて、もうダメだとあきらめて科目を変更しても、より大変になる可能性があるわけです。なんとか踏みとどまって学習を続けたほうが、最後に結果を出せる場合もありますし、よく考えたほうがいいと思います。

なお、中高一貫校では、高2までに高校の課程を全部終わらせているところもあるようです。そのようなケースでは、特に成績が低下した場合は要注意と思います。弱点があるのかもしれません。

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センター試験で現役8割を目指すには(総論)

今年のGWは暦通りです。2日の通勤電車は多少空いていたかなという程度でした。帰りはむしろいつもより混んでいました。お出かけの人も多かったのでしょうね。6日はどうなるでしょうか。
さて、表題の件ですが、現役生がセンターで8割を目指すには、という総論的な話です。それ以上のレベルが必要な大学はありますが、そういった場合は、ここは読み飛ばすなりしていただければと思います。

センター試験の難易度は、受験生によってどう感じるかは差があると思いますが、少なくとも高校で習う範囲を超えることはありません。
その意味でも、やはり日々の高校の授業をしっかりと受けて学習するということがまず大事になると思います。

ただし、それだけではすべてを理解して覚えることができるのは稀だと思います。実際に息子は授業を真面目に出ていましたが、成績は科目によってはクラスの平均レベルかそれ以下のものもありました。
しかしそういった科目については、3年生の時に学校で行われた放課後や始業前の講習に参加したり、また夏休みには本来対象外ながら先生にお願いして講習に参加したりして、積極的に学習することで、実力の底上げを図っていました。

特に日頃の成績が今一つの科目の場合は、この夏休みと通常の授業の前後の時間を活用する、ということが大事になってくると思います。成績が良くない状態で対策を取らずにいたような場合、直前に駆け込み学習をしても、点数が取れない可能性が高いと思います。

埼玉の公立高校では始業前、放課後、そして長期休み中に講習を実施するところが多く、息子の高校もそうでしたので息子はそれを活用していました。費用は教材費だけですので、保護者としては非常に助かったというのも正直なところではあります。

繰り返しになりますが、センター試験は高校で習う範囲の試験です。ですからその範囲をまんべんなくカバーして学習し、覚えるべきことは覚えれば8割は難しくないと思います。
息子の場合は、第一志望のボーダーが8割以下のために特に8割にこだわる必要はなかったのですが、数学2科目、理科2科目の平均はそれぞれ8割を確保していますので、センター8割というのは、一定水準以上の合格実績の高校であれば必ずしも塾や予備校に行く必要はないということであろうと思います。
しかし個々の事情は様々であり、塾や予備校等を活用し、効果を上げている現役生がいることもまた事実ですし、それも選択の1つであろうと思います。

もう1つ、下手に満点など狙って特定の科目に勉強をしすぎる、ということはお勧めしません。全てがそうとは言い切れませんが、得意科目だからと言っても、90点取れる科目を100点満点にするには相当な学習量が必要です。しかし、それよりも少ない学習量で、60点のレベルの不得意科目を70点以上にできると思います。
息子も、センター前の1か月以上の期間、得意科目はあまり学習せずに不得意科目に注力して、総合得点UPに成功しています。

現役生がセンター8割を目指すためには、まずは学校の授業を大事にしてほしいと思います。まだセンター試験までは時間がありますが、日々の学習は緊張感を持って進めてほしいと思います。

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プロフィール

北六郷@埼玉

Author:北六郷@埼玉
(旧々名称)「彩の国埼玉・準難関高への道の記憶」
(旧名称)「彩の国埼玉で公立高校生の保護者をしています」
子は大学生になりました。

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2013/4/26~
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