【埼玉高校受験】学力のピークが早いときは要注意

さて、前回の続きのような記事になりますが、埼玉の高校受験に特化して書いています。

埼玉の高校受験では、北辰テストで好成績となり、難易度の高い私立高の上のクラスで確約を得てしまうと、安心感が出てしまうのか、それ以降の勉強が甘くなってしまうケースがあるように思います。
埼玉の高校受験ですと私立高の「確約」を得ることも重要なので、これを早くから得るために結果として学力・得点力のピークが夏~秋(年内)になる受験生が少なくない印象があります。

公立高入試が3月初旬ということを考えると、早くから成績がピークになってしまいますと、学力の維持が課題になってきます。
もし本番に向けて学力が下がっていくようなことになりますと、受験勉強の後発組に学力面での差を詰められてしまいます。
そして、手を抜いたような感じで本番を迎えるとすると、尻上がりに調子を上げて頭の回転も速くなっている後発組との勝負では、厳しい結果になるかもしれません。

年内の北辰の結果が出るのは12月中旬とすれば、公立校入試本番まで2か月半あります。それだけの期間があれば、その期間で伸ばしてくる子から逃げ切れるか、ということも考えておくべきと思います。

そもそも、無理な受験勉強は推奨しませんが、やるなら最後までやらないと、それまでの苦労が無駄になってしまいかねない、ということです。
スポンサーサイト

テーマ : 高校受験
ジャンル : 学校・教育

【埼玉高校受験】学校選択問題実施校とは何だろうか

学校選択問題実施校は、30年度入試では減るだろうと予測する向きもありましたが、29年度と同じ20校になりました。
そして、29年度の学校選択問題の数学の平均点がかなり低かったこともあって、塾の多くが学校選択問題への対策を行っているようです。

ただ、その宣伝の中には、学校選択問題実施校=上位校としているところがあります。
確かに浦和高校、大宮高校、浦和第一女子高校(順不同)など、上位校として誰も異論のない高校もありますが、何を持って上位とするのか不明な高校もあるように思います。

まず、学校選択問題とはそもそも何であるのか、確認します。

平成29年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における学力検査の改善について(埼玉県教育委員会公式)

学校選択問題の実施は、入試において「受検生一人一人の基礎的な知識及び技能、思考力・判断力・表現力等の能力を、より一層適正に測るため。」の目的のための1つの内容であることが記載されています。

そして、入試で「数学、英語において、取り組み易い問題の比率を増やす。」ことが記載され、「学校の判断により、例外的に問題の一部に応用的な内容を含む学力検査(「学校選択問題」という。)を実施することができる。」と記載されています。

つまり、学校選択問題は、英語と数学の問題が簡単になるので、受検者の差がつかなくなって適正な選抜が出来なくなることを防止するために、例外的に出題するものであるといえ、受験者層のレベルが相当に上位といった全体からすれば例外的な事情がある高校が採用するべきものと解せると思います。

しかし、現実的には相当に上位とは言えない高校が混在しているように見えます。

ここで、以前紹介した国公立大の進学率の表を紹介しておきます。
左側は、28年卒業生の現役で国公立大に進学した割合の上から50位まで、右側は27年卒業生のうち、現役と一浪で国公立大に進学した割合の上から52位までになります。52位まで出したのは、こうしないと学校選択問題実施校が全部入らないから、という理由です。
高校名の太字は、学校選択問題実施校です。
国公立進学率順位

(データの出典:高等学校卒業者の進路状況調査(27年3月、28年3月)埼玉県教育委員会)

塾にとっては、学校選択問題実施校=上位校としたほうが、学校選択問題実施校の合格実績を稼ぐことで塾の実績として宣伝に使えるという考えもあるのかもしれませんが、少なくとも、学校選択問題実施校の全てが上位校というのは無理があることが示されていると思います。
そして、これらの高校の中には、例外的に問題の一部に応用的な内容を含む学力検査をする意義を見出しにくいところもあるように感じます。

今は実績が少なくても、近い将来進学実績を伸ばす(伸ばしたい)高校が含まれているのだと前向きに解釈したほうが良いのかもしれませんが、HPで公表された授業時間数(所得単位数)等を見る限りは、進学実績を伸ばそうとする体制とは思えないところもありますので、受験生とその保護者は、そのあたりをよく確認したほうが良いと思います。

塾の「まやかし」に惑わされるような保護者や受験生がいるとは思いませんが、受験生が真に行きたい高校を目指し、合格することを祈っています。

なお、進学実績を見るときは、本来難関私立大等のものも使うべきなのでしょうが、私立大の進学実績を公表しているところは少なく、ほぼ延べ人数であり、高校(学科)間の比較には適しません。
国公立大への進学者数は県が公表しているので正確性は担保されていると思いますし、また進学しないのに受かりそうな国公立大の合格を取りに行くといった数が含まれませんので、国公立大学への進学者数の割合は、高校(学科)の合格力をかなり正確に反映したものだといえると考えています。

それにしても、「学校選択実施校」というのは何なのだろう、というもやもや感は依然として解消されていないというのが実感です。

テーマ : 高校受験
ジャンル : 学校・教育

【高校受験】やりたい部活は尊重するのが吉

以前にも以下の記事の中で書いてはいますが、受験生の保護者さんと話しているとあまり考慮されていない方もいるようなので、子どもがやりたい部活を尊重してあげることに関して再び記事にしてみました。

【高校受験】行きたい高校、行かせたい高校(2016/8/1公開)

高校受験では、保護者は勉強の観点、その延長の大学受験を見据えて高校を考えることが多いと思います。

しかし、子どもは、いかに学校で高校生活を楽しむかという観点が重要になっていると思います。部活の選択はおそらく譲れない所だと思います。

結論的には、それを尊重する方がよいというものです。

そして、受験前はあれだけこだわっていた部活なのに、入学後に別の部に入部するということは多くあることです。

しかし、受験前は入った後どうなるかではなく、まずは合格することが大事で、これは言うまでもありません。
合格するためには、勉強が必要、そして勉強を効果的にするためには、本人の高いモチベーションが欠かせません。
このとき、やりたい部活がない高校であれば、モチベーションは上げにくくなってしまいます。

本人のやる気を最大にするためには、やりたい部活があるのであれば、それを尊重するのが一番簡単なことです。

個々の受験生で様々だとは思いますが、高校受験生の心理状態は、それまでと違っていると考えたほうがよいかもしれません。
当然ながら、反社会的な発想やモラルに反する発想は正すべきですが、部活への憧れは、受験期では1つの心の救いになっているようなところがあり、それを尊重してあげることが、合格という観点では良い結果を生む確率を大きく向上させると思います。

なお、ごく限られた高校しかない部活を希望するということもあり得ますが、そういったケースでは、本人とよく話をして、本人の本気度や適性を見て、個々に判断するしかないと思います。
簡単ではないかもしれませんが、本人の意にそわない形で着地するとしても本人と保護者のコミュニケーションが良好にとれていれば、カバーできることも多いと思います。

テーマ : 高校受験
ジャンル : 学校・教育

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR