【埼玉高校受験】学力のピークが早いときは要注意

さて、前回の続きのような記事になりますが、埼玉の高校受験に特化して書いています。

埼玉の高校受験では、北辰テストで好成績となり、難易度の高い私立高の上のクラスで確約を得てしまうと、安心感が出てしまうのか、それ以降の勉強が甘くなってしまうケースがあるように思います。
埼玉の高校受験ですと私立高の「確約」を得ることも重要なので、これを早くから得るために結果として学力・得点力のピークが夏~秋(年内)になる受験生が少なくない印象があります。

公立高入試が3月初旬ということを考えると、早くから成績がピークになってしまいますと、学力の維持が課題になってきます。
もし本番に向けて学力が下がっていくようなことになりますと、受験勉強の後発組に学力面での差を詰められてしまいます。
そして、手を抜いたような感じで本番を迎えるとすると、尻上がりに調子を上げて頭の回転も速くなっている後発組との勝負では、厳しい結果になるかもしれません。

年内の北辰の結果が出るのは12月中旬とすれば、公立校入試本番まで2か月半あります。それだけの期間があれば、その期間で伸ばしてくる子から逃げ切れるか、ということも考えておくべきと思います。

そもそも、無理な受験勉強は推奨しませんが、やるなら最後までやらないと、それまでの苦労が無駄になってしまいかねない、ということです。
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受験勉強は最後の最後まで

指に無数の水泡のようなものができてしまい、かゆみがあります。最近洗い物が多いからなのかもしれません(兼業主夫なのです)。冬場はワセリンを塗ったりしてケアするのですが、夏は結構放置してしまうので、気が付くとかゆくなっていることがしばしばあります。

ところで、自分の経験では、どんなに受験勉強を重ねて来ていても、本番直前に頭脳を休ませるような状態が続いていると、実力通りの得点ができなかったことがあったと思います。

自分の中学受験時代は、本番前1~2週間は頭を休ませて簡単な計算練習などをやるように塾から指導されていました。当時最初受けた第一志望の私立中はもやもや感が残ったものの幸い合格できましたが、さらに2週間後の国立中の入試では、予想以上に解けなかった記憶が残っています。チャレンジ校といえばそれまでですが、頭が固くなっていたような気もします。
一応中学入試は成功事例であり、今でも私の母は当時のそうした指導が頭にこびりついているようで、孫すなわち私の息子にそうしたことをいうので、苦笑してしまうこともありました。

本番前1~2週間は、体調の維持には気を付けるべきで、当然睡眠時間を削ってまで猛勉強するというのは避けるべきであり、それはこれまでも何度か触れてきています。

しかし、前日まで頭を回転させている方が、本番でも頭が回転できるのではないかと思うようになっています。
体調に留意することは当然として、その範囲で最後の最後まで知識を積み上げ、得点力をUPさせるように努力する姿勢を維持することもまた大事だと思います。

当然個人差はありますので、これがベストというつもりはないですが、緊張感を持続させるためには、程度の差はあれ最後まで頭脳を回転させた方が良い気がします。

勉強を積み重ねてきても、最後に油断してしまうと、あとから上がってきた後発組の勢いに譲ってしまうこともあり得ると思います。

高校受験も大学受験も、本番までは約5か月~6か月というところですが、短いようでまだ時間があります。受験生も保護者の皆様も息切れしないように最後まで頑張って欲しいと思います。

学校選択問題実施校と松山高校理数科の今後に注目

受験メディアなどは、ほとんどが理数科も普通科も学校の単位で括って1つで測ってしまいがちですが、以前にも書いたように、大学受験に関して普通科と理数科とは別の高校として考えたほうがいいと思っています。

その理数科の1つ、松山高校理数科ですが、近年国公立大の現役合格率の高さが光っています。そして、前回紹介の国公立大への進学者数の割合を見ると、国公立大学の進学率の上位にありながら、学校選択問題が課されないのは、ここのみです。

松山高校は、理数科や普通科特進の進学実績を勘案すれば、30年度入試の学校選択問題実施校の中に入っていても違和感がなさそうな気がします。
しかし、通常の学力検査問題を課すということは、例外的に問題の一部に応用的な内容を含む学力検査をする意義はないという判断だと思われ、松山高校のこの選択は支持できると思います。
北辰偏差値の合格者平均水準を勘案すれば、応用力に優れているか以前に、基礎力が充実しているかで選抜してよいと思うからです。

学校選択問題の実施校には、選抜を適正に行うのみならず、応用問題の受験対策をしてきた受験生を入学させたいという意図もあるのかもしれません。
それが、高校の雰囲気や大学入試に良い効果があるのかどうかは気になるところです。

そして、学校選択問題で入試を実施しない松山高校(理数科)の国公立大への進学(合格)実績はどのようになっていくのか、といったことにも注目していこうと思います。

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【埼玉高校受験】学校選択問題実施校とは何だろうか

学校選択問題実施校は、30年度入試では減るだろうと予測する向きもありましたが、29年度と同じ20校になりました。
そして、29年度の学校選択問題の数学の平均点がかなり低かったこともあって、塾の多くが学校選択問題への対策を行っているようです。

ただ、その宣伝の中には、学校選択問題実施校=上位校としているところがあります。
確かに浦和高校、大宮高校、浦和第一女子高校(順不同)など、上位校として誰も異論のない高校もありますが、何を持って上位とするのか不明な高校もあるように思います。

まず、学校選択問題とはそもそも何であるのか、確認します。

平成29年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における学力検査の改善について(埼玉県教育委員会公式)

学校選択問題の実施は、入試において「受検生一人一人の基礎的な知識及び技能、思考力・判断力・表現力等の能力を、より一層適正に測るため。」の目的のための1つの内容であることが記載されています。

そして、入試で「数学、英語において、取り組み易い問題の比率を増やす。」ことが記載され、「学校の判断により、例外的に問題の一部に応用的な内容を含む学力検査(「学校選択問題」という。)を実施することができる。」と記載されています。

つまり、学校選択問題は、英語と数学の問題が簡単になるので、受検者の差がつかなくなって適正な選抜が出来なくなることを防止するために、例外的に出題するものであるといえ、受験者層のレベルが相当に上位といった全体からすれば例外的な事情がある高校が採用するべきものと解せると思います。

しかし、現実的には相当に上位とは言えない高校が混在しているように見えます。

ここで、以前紹介した国公立大の進学率の表を紹介しておきます。
左側は、28年卒業生の現役で国公立大に進学した割合の上から50位まで、右側は27年卒業生のうち、現役と一浪で国公立大に進学した割合の上から52位までになります。52位まで出したのは、こうしないと学校選択問題実施校が全部入らないから、という理由です。
高校名の太字は、学校選択問題実施校です。
国公立進学率順位

(データの出典:高等学校卒業者の進路状況調査(27年3月、28年3月)埼玉県教育委員会)

塾にとっては、学校選択問題実施校=上位校としたほうが、学校選択問題実施校の合格実績を稼ぐことで塾の実績として宣伝に使えるという考えもあるのかもしれませんが、少なくとも、学校選択問題実施校の全てが上位校というのは無理があることが示されていると思います。
そして、これらの高校の中には、例外的に問題の一部に応用的な内容を含む学力検査をする意義を見出しにくいところもあるように感じます。

今は実績が少なくても、近い将来進学実績を伸ばす(伸ばしたい)高校が含まれているのだと前向きに解釈したほうが良いのかもしれませんが、HPで公表された授業時間数(所得単位数)等を見る限りは、進学実績を伸ばそうとする体制とは思えないところもありますので、受験生とその保護者は、そのあたりをよく確認したほうが良いと思います。

塾の「まやかし」に惑わされるような保護者や受験生がいるとは思いませんが、受験生が真に行きたい高校を目指し、合格することを祈っています。

なお、進学実績を見るときは、本来難関私立大等のものも使うべきなのでしょうが、私立大の進学実績を公表しているところは少なく、ほぼ延べ人数であり、高校(学科)間の比較には適しません。
国公立大への進学者数は県が公表しているので正確性は担保されていると思いますし、また進学しないのに受かりそうな国公立大の合格を取りに行くといった数が含まれませんので、国公立大学への進学者数の割合は、高校(学科)の合格力をかなり正確に反映したものだといえると考えています。

それにしても、「学校選択実施校」というのは何なのだろう、というもやもや感は依然として解消されていないというのが実感です。

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【主に高2向け】物理をあきらめないで、再び

昨年、以下のような記事を書きました。

理系を考えているなら、物理を早く捨てないことを勧める

高校物理は、普通科であれば高2で物理基礎、高3で物理、理数科は高2高3で理数物理として学ぶことが多いと思います。

高2では、1学期に力学を中心に学んできたところと思います。今の段階で、物理への興味がより深まったということであれば心配はいりません。このあとは読まなくてもいいと思います。

しかし、つまらないな、と感じているケースが少なくないのではないでしょうか。
中学まで理科好きで好成績をとってきた人でも、一転して興味を失いかけている人もいるかもしれません。

何とか踏みとどまるように、というのが以前に書いた記事の趣旨ですが、あきらめるな、耐えろ、だけでは、勉強の意欲がわきにくいと思います。

1つの方法として、自分の興味のあるものにあてはめてみる、ということがあると思います。
例えば、球技であれば、ボールの動きといったものです。列車や車両の走行などでも良いと思います。

動くものは全て物理法則に従っていますので、力学は身近なものでもあるといえるのですが、なかなか身近には感じにくいとは思います。
しかし、身近なものの動きにあてはめてみることで、少しでも興味がもてるように仕向けるということも有効ではないかと思います。

大学理系への進学を考えているのであれば、物理を捨てることは選択幅を大幅に狭めてしまいます。
成績が上がらない、興味が持てないからと早期に諦めてしまうのではなく、まずは成績を上げることに拘らずに、興味を持つように仕向けてみること、そして興味をもって学ぶことを続けていけば、成績は後からついてくると思います。

保護者もサポートできることはあると思います。
物理が得意の息子も、一貫して成績最上位ではなく、多少低迷したことがありました。そんな時は、息子と話をしました。私が直接解決できるものではないですが、多少息子自身の頭を整理する助けにはなったと思います。

保護者が高校の勉強の直接サポートをするのは、難しいことが多いと思いますが、話を聞くことはできます。話を聞くことで、子ども自身に成績上昇のきっかけを気づかせるように促すことは、(物理に限らずですが)やってみる価値はあると思います。

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